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【鼻アレルギーにおける下鼻甲介粘膜焼却術】
アレルギー反応の場である下鼻甲介粘膜に炭酸ガスレーザーを照射して病的な粘膜を焼き縮める治療です。 鼻づまり、鼻水、くしゃみの改善が目的ですが、特に鼻づまりを改善する効果が期待できます。 但し、アレルギーは全身疾患です。レーザー治療でアレルギーそのものが完治するわけではありません。
【レーザー治療をお勧めする方】
- 1年中、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが強い
- 薬による治療効果が得られない
- 薬の副作用が強い
- 長期の服薬や通院が困難
- 授乳、妊娠など薬を飲みたくない
【他の治療をお勧めする方】
- 小児(適応は原則12歳以上としています。)
- 抗原のシーズン中
- 重篤な出血傾向や喘息、心臓疾患などの既往
- 強い鼻中隔湾曲症
- 慢性副鼻腔炎や鼻茸
- 麻酔薬アレルギーなどの薬剤アレルギー
- 血液検査にてアレルギーの原因物質である抗原を検査します。また内視鏡やレントゲンで鼻中隔湾曲症や慢性副鼻腔炎の有無を確認します。
- 手術直前には出血傾向や感染症の有無を検査します。
- 但し、長期にわたりアレルギー性鼻炎に悩んでおられる方はすでに確認済みかもしれません。他院での結果をお持ちでしたらお知らせ下さい。
- まず、麻酔薬を浸したガーゼを鼻の中に薬15〜20分入れておきます。
- 後はいつもの鼻処置と同じです。鼻の中に炭酸ガスレーザを導くチップを挿入し、下鼻甲介粘膜全体にレーザーを照射します。
- 片鼻で約10分、両側でも約20分で終了します。出血や痛みはほとんどありませんが、粘膜を焼く際ににおいと煙が出ます。
- 手術後、特に問題がなければ職場や学校に行ってもかまいません。
- 但し、手術当日の激しい運動や飲酒、入浴は禁止です。
- 一時的に点鼻液や内服(抗生剤、止血剤、鎮痛剤、抗アレルギー剤)が増えます。
レーザー手術により鼻粘膜は軽い“やけど”をした状態になります。 すなわち、“むくみ”や“かさぶた”ができやすくなるため、手術後数日は鼻づまりや鼻水が強くなります。また軽い発熱や疼痛、鼻出血予防のため一時的に投薬内容が増えます。
- 尚、経過を診るために指定された日時に再診して下さい。
- 鼻づまりに関しては90%以上、鼻水、くしゃみに関しては60〜70%に改善が認められており、薬剤量の減少や通院回数の減少が期待されます。
1回だけでは効果不十分な場合は1ヶ月程の間隔で追加照射を行います。
- また、治療効果は恒久的なものではありません。個人差はありますが、1〜2年です。
- レーザー治療は保険が適用されます。
- 3割負担の方で、手術料は両鼻で6000円。その他、個人差はありますが術前検査や術前投薬などを含めても約10000円前後です。
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